プラセンタ(placenta)とは、胎盤のことです。
胎盤は、母体内にいる胎児に、酸素や栄養素の供給や、胎児の老廃物の排泄をする、臓器が未発達の胎児にとって、肝臓、腎臓、肺臓の役割をしてくれる臓器といえます。
胎盤は、体内で命を育て上げるという神秘的な働きを持つために、約1400年前の薬物書「本草拾遺(=ほんぞうしゅうい)」には、「人胞(じんぼう)」や「胞衣(えな)」、また、16世期ごろ編纂された漢方薬等に関する書物「本草綱目(=ほんぞうこうもく)」では、「紫河車(しかしゃ)」と呼ばれ、不老長生、若返り、強壮・強精に効果のある妙薬として、使用されていたそうです。
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