高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)は、高用量のビタミンC(およそ15-100g程度、レモン750-5000個分)を静脈から点滴をする治療法です。
ビタミンCの効能については過去に2回のノーベル賞(ノーベル化学賞、ノーベル平和賞)を受賞したライナス・ポーリング博士によって、1970年代から提唱されていました。
ライナス・ポーリング医師没後、彼の研究を弟子が引き継ぎ、2005年9月20日付けの「米国科学アカデミー紀要」という権威ある雑誌に「アスコルビン酸(ビタミンC)は、選択的にガン細胞を殺す−過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとしての作用−」と題して、「高濃度ビタミンC点滴が選択的にがん細胞を叩くことができる」という内容の論文が掲載され、米国内で注目を浴びることとなり、米国を中心に、カナダや日本でも、実際の治療に取り入れる医療機関が増加しています。
高濃度ビタミンC点滴療法を行う際の基本的なプログラム(ガイドライン)が確立され、そのガイドラインに沿った治療が、米国を中心とした各地でなされているそうです。
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