サプリメントを実際に利用するにあたり、その種類の多さや品質の違いなど、選ぶ時に迷ってしまうことがあります。選択の目安をご紹介します。
A)エビデンスがあるかどうか
エビデンスとは、科学的根拠という意味で、そのサプリメントの有効性に関する裏づけとも言えるでしょう。どのような機関が、どういった方法で、何を対象として行った実験が行われたか、などがわかれば、そのサプリメントの科学的な根拠がわかります。
よく報道等で、「がん阻止率○○%!」といった見出しや、「胃がんに有効なサプリメント」といった話題が出てきますが、その内容を詳しく見ていくと、その効果が疑問に感じられることもあります。
動物実験の結果は人間にそのままあてはまるわけではなく、また人を対象とした試験でも、学会等で発表されただけでは信頼性には欠け、権威ある医学雑誌に論文が掲載されていると、最も科学的根拠があると言えるでしょう。
B)作用機序が明らかであるか
そのサプリメントを利用した時に、体の中でどのように働いているのかがわかっていることも大切です。
C)本当に必要なものか
そのサプリメントは本当に自分にとって必要なものであるかどうかも重要です。CMなどの影響で、自分には必要のないサプリメントを摂ってしまっている場合があるかもしれません。
|