人の血液中には、酸素を体の抹消まで運ぶ赤血球や、ウイルスや最近などの外敵および体内で発生したがんなどの異物を排除する白血球等があります。
外敵や異物の排除する役目を担っているのが、白血球の20〜40%を占める「好中球(こうちゅうきゅう)」と「リンパ球」です。
ところが、体内にできた異物のガン細胞は、リンパ球の働きを弱めたり、リンパ球の監視から巧みにすり抜け、増殖を始めます。
そこで、ガン細胞の増殖等を防ぐために考え出された方法が、ガンに対する免疫療法のひとつが、「活性化自己リンパ球療法」です。
「活性化自己リンパ球療法」は、患者自身から採取したリンパ球を培養し、体内に存在している生理活性物質(サイトカイン)であるIL2(インターロイキン2)等を添加し、再度、患者の体内に点滴で戻します。
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