厚生労働省の調査によると、魚を週に8食食べる方は、1食しか食べない方に比べ、心筋梗塞の発症率リスクが、57%低いとの調査結果が報告されています。
この調査は、4県(岩手、秋田、長野、沖縄)在住の40〜59歳の男女4万人を11年間追跡調査した結果です。
研究では、魚の摂取量に応じて5つのグループに分け、心筋梗塞の発症率を比較したそうです。
結果、魚の摂取量が週1回(1日あたり20g)のグループに比べ、
・週5食(1日あたり110g) 30%減少
・週8食(1日あたり180g) 57%減少
と、心筋梗塞の発症リスクが低い事がわかりました。
アジ、イワシ、マグロなどの脂肪分の多い青魚には、
・EPA(エイコサペンタエン酸)
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
などの、体内で作れない必須脂肪酸である「オメガ3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)」が含まれています。
これらのオメガ3系脂肪酸は、一般的に血液サラサラ成分と言われており、
・血栓症(心筋梗塞・脳梗塞)の予防
・動脈硬化の予防
・中性脂肪値の低下
・コレステロール値の低下
などの働きがあると言われています。
また、日本国内の消費者庁は、平成24年4月に「食品の機能性評価モデル事業」として、DHAやEPAの「オメガ3系脂肪酸」の機能性を認めています。
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