コーヒーを飲むと肝臓がんのリスクが低減する可能性があることが、イタリア、ミラノ大学のCarlo La Vecchia氏らの研究で示唆され、研究論文が「Clinical
Gastroenterology and Hepatology」11月号に掲載されました。
La Vecchia氏らは、1996年〜2012年に発表され、計3,200人近くの患者を対象にした16件の研究を分析した結果、コーヒーを飲むと肝細胞がんのリスクが40%低減する可能性があり、一部のデータは、1日3杯のコーヒーが肝臓がんリスクを50%以上低減することも示唆していました。
La Vecchia氏は、
「今回の研究で、コーヒーが健康、特に肝臓によいというこれまでの主張が確認されました。肝臓がんに対するコーヒーのよい効果は、すでに証明されている、糖尿病予防効果、または肝硬変、肝酵素に対する有益な作用による可能性がある」と述べています。
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