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[2013.10.30]

毎日のウォーキングで乳がんリスクが低減

 
 毎日歩いている高齢女性は、乳がんの発症リスクが低いことが新たな研究により報告されまいた。
また、活発に運動をしている女性では、さらに大きな効果が得られるという。

 閉経後女性を対象とした研究から、1時間に約3マイル(約4.8km)という中等度の速度で1日 1時間歩く人は、座業中心の生活をしている人に比べ、乳がんリスクが14%低いことがわかりました。
 また、速歩(1時間に約4.5マイル[約7.2km]、軽いジョギングに相当)、中等度のサイクリング、一往復泳ぐラップスイミングなどの激しい運動を1日1時間以上している女性は、リスクが25%低かったとの事です。

 研究を実施した米国がん協会(ACS)のAlpa Patel氏は、「運動が得意でない女性にも歓迎すべきニュースだ」と述べており、乳がんは女性で第1位のがんで、米国では約8人に1人の女性が生涯に乳がんを発症します。

 「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」10月号に掲載された今回の研究では、がんの発生率に関するACSの研究の参加者から7万3,000人強の閉経後女性を特定し、被験者の平均年齢は1992年の登録時点で約63歳でした。

 研究開始時および1997年から2009年まで2年ごとに、医療、環境、人口統計学的因子に関する質問票に回答し。さらに、運動と座って過ごす時間(テレビ視聴、読書など)について報告し、乳がんの診断があれば申告するものとしました。
約14年の追跡期間中、4,760人の女性が乳がんを発症した。

 乳がんを発症した女性としなかった女性の運動の習慣を比較したところ、約9%は運動をまったくしておらず、約半数は歩くことが唯一の運動でした。
 週に7時間以上歩いていた女性は、ほかに運動をしていなくても、週に3時間未満しか歩かない女性に比べ、乳がんリスクが低かったそうです。

 ただし、適度な運動と乳がんリスク低減の直接的な因果関係は認められておらず、また、今回の研究ではボディ・マス・インデックス(BMI)、成人期の体重増加、閉経後のホルモン療法に関わらず一定の影響がみられ、座って過ごす時間と乳がんリスクの関連は認められませんでした。

 米シティ・オブ・ホープがんセンター(カリフォルニア州デュアルテ)のLaura Kruper氏(今回の研究には参加していない)は、マラソンを走るわけではなく、1日1時間の中等度の運動なら「どの女性にもできること」と述べ、座りがちな女性に対しては「ソファーから降りて歩きまわるだけでも効果がある」と助言しています。

 運動によって乳がんリスクが低減する機序については、運動をしている高齢女性のエストロゲン値が低いことに関連する部分が大きいと、Patel氏は説明しています。
 運動以外で乳がんリスクを低下させるには、正常な体重を維持し、飲酒する場合は1日1杯までに抑える必要があると付け加えています。

 
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