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[2007.03.13]

「健食利用経験者93%」と高率、“乳酸菌”トップに
奈良県・消費者意識調査


 奈良県食品・生活相談センターは、先月21日、健康食品についての消費者意識調査結果を発表した。調査は昨年9月から10月にかけて、県内の消費者1,000人を対象に実施、788人から回答を得た。

 健康食品をどう思うかを聞いたところ、「健康によさそうな気がする」が74.1%でもっとも多かった。反対に「かえって健康によくない」と捉える消費者も3.8%いた。健康食品を利用したことがある割合は93.3%という高率。利用目的は、「健康維持」が52.2%、「栄養成分の補給」が40.8%、「疲労や体力の回復」が25.4%、「病気の治療・予防」が14.8%などと続く。

 素材別の利用状況を調べたところ、最も支持を集めたのは「乳酸菌・ビフィズス菌類」で70.3%。以下、「健康茶」が56.6%、「ビタミン類」が51.7%、「キシリトール」が48.8%、「バランス栄養食品」が47.5%、「ミネラル類」が37.0%、「黒酢類」が36.6%などとなった。健康食品の購入先は、「スーパー・コンビニ・百貨店」が73.2%でトップ。以下、「薬局・薬店」が52.5%、「通信販売」25.4%、「健康食品専門店」が9.0%などと続いた。

 現在販売されている健康食品の広告やパッケージなどの表現の信頼度については、「あまり信用できない」が56.2%、「特に感じることはない」が33.9%となり、「ほぼ信用できる」との回答は8.2%にとどまった。

 健康食品事業者に望むことを聞いたところ、「安全性を確保する」がトップで72.2%。以下、「誤認させる広告をしない」が50.0%、「安全性に問題があった時は迅速な情報提供・回収をする」が44.7%、「最低の義務である法令を遵守する」が39.2%となった。

 また、健康食品を利用して体の調子が悪くなったとする割合は4.9%。問題となった症状などは、3月中をメドに取りまとめる報告書の中で紹介する予定。

健康産業新聞 2007年3月7日

 
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