今年度の学校保健統計調査は、アトピー性皮膚炎についても初めて調査を実施。かかっている子どもの割合は幼稚園が3.7%、小学校が3.6%、中学校が2.7%、高校が2.2%だった。
前回までは、皮膚疾患全体について調べていたが、アトピーの増加が目立つことから、今回は調査項目を「アトピー性皮膚炎」と「その他の皮膚疾患」の2つに分けた。
虫歯(治療済みを含む)のある子どもの割合は幼稚園が前年度を0.8ポイント上回る55.1%と11年ぶりに上昇したが、全体としては減少傾向が続いている。小学校は67.0%、中学校は59.6%、高校は69.8%で10年前より18-25ポイント低下。中学校は1957年度以来、49年ぶりに60%を割った。12歳の虫歯本数は10年前は3.5本だったが、今回調査では1.7本まで減少。歯のかみ合わせに問題がある子どもの割合は中学校で最も高く、5.1%だった。
身長と体重はここ10年間横ばい。17歳男子の平均身長は170.9センチ、平均体重は63.9キロ。女子は158.0センチ、53.7キロだった。
日本経済新聞 2006年12月22日
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