乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)にかける 大きな期待
前・広瀬クリニック院長 広瀬滋之
乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)は、欧米産の数種類の食用ミミズを掛け合わせて独自に開発されたミミズ食品です。予防医学や予防医療に関して、私がこれまで漢方で様々なチャレンジをしてきても十全な成果を出せなかったのに、それを見事に解決するとても優れた鍵が乾燥ミミズ粉末に隠されていることが解ってきました。
前宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)の研究グループによって、この食品が、私たちの血管内にある小さな血栓を徐々に溶かしてしまう、とても不思議なパワーを持っていることが明らかになっています。
乾燥ミミズ粉末の酵素は分子も小さいので、私たちの体内にすんなり入ります。そして、水に接すると直ちに活動し始めます。
また、胃酸や熱にもまったく壊れることなく、血管内皮細胞にある血栓を溶かす作用の元のt-PA(組織性プラスミノーゲン・アクチベーター)を分泌させ、プラスミノーゲンをプラスミンとし、それが血栓(フィブリン)を分解することが宮崎医大での実験で証明されたので、そのような優れた研究結果が評価され、やがて世界23カ国で特許を取ったのです。
しかも、現代医薬品にしばしばみられる大きな副作用はほとんどなく、大変理想的な食品であることも証明されています。
乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)は、血管内プラーク(ヘドロ)が詰まった小さな血管を、くまなく掃除する薬として十分な効果を発揮するので、それならばもっといろいろな疾患に応用できるのではないかと私は考え、今後は様々な難治性疾患治療にチャレンジするつもりです。
これまでの経験では、血管内ヘドロを掃除する生薬で、乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)以上の効果のあるものを私は知りません。
クリニックで乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)を服用してもらった人の経過や頚動脈エコーの結果を比較してみると、従来の漢方薬の効果とは雲泥の差があるので、この結果を知って私は大変驚いているのです。
50〜60歳代の人の血管内にはソフトタイプの血液や脂肪のプラーク(ヘドロ)が多く、これは服用開始から1〜2ヵ月で少しずつ溶け始めます。
しかし、高齢者のプラークは、水道管に例えればソフトタイプの水垢に対して、ハードタイプの鉄サビのようなものですから、なかなか簡単には溶けませんが、それでも頚動脈の左右の血流の速度がうまくバランスをとっていくのを見ると、脳の血管内の小さなヘドロが取れて、明らかに脳内の血液循環が改善されていくものと考えられます。
これまでに乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)を服用された人は、検査結果より先に臨床症状が改善するのが特徴です。
原因不明の疲れ易さ、冷え、慢性的な頭痛、頭重、肩凝り、うっかりさん的な物忘れ、かるいしびれなど、いろいろな症状が改善します。
また、頑固な高血圧が下がったり、血糖値がよくなった例も経験しています。その後、徐々にプラーク点数が下がったり脳内の血流状態の改善が確認できるようになってきます。
かるい副作用として、数パーセントに一過性の下痢や便秘がみられることもありますが服用量を調節することでほぼ解決します。
このまま放っておけば、やがて脳梗塞、心筋梗塞や血管性認知症になるのをこの乾燥ミミズ粉末含有食品(PRDR)が確実に阻止できるようになることを、私はこのところ大いに確信しています。また、これらの疾患の再発予防や後遺症の治療にも大きな光が見えてきました。
私たちは、どうあがいても血管とともに老いるのです。高齢化社会の21世紀にはいかに健康寿命をまっとうするかが、これからの私たちの大きな課題ですが、晩年チャールズ・ダーウィンがこよなく愛したミミズが、そんな私たちの願いを強くかなえてくれるかもしれません。
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